酸いも甘いも刹那的

心地良い安心感と世界一の幸せ者

恋や愛について(中間報告)

好きになったり好きになられたり嫌いになったり嫌いになられたり

それなりの出会いと別れを通り過ぎてきて

恋愛物と言われる映画や小説や音楽にも触れてきているけど

いまだに僕はその本質や答えに全くたどり着けそうもなければ

傾向と対策も出来ないような気がしている。

 

いつも、唐突に始まって唐突に終わる。

 

僕の中の相手を殺して、相手の中の僕を殺してしまったのだから

それなりの代償は払うべきなんだと思うんだけど

即死刑じゃなく、死ぬまで一生会うこともないという終身刑が適用されがち。

執行猶予くらいつけてよ、なんて思うけど

被害者感情を考慮すると、まあ妥当だよなとも思う。

 

日常では意識することも思い出そうとすることもないけど

海馬に丁寧に糊付けでもされてんちゃうかなってくらい

今でもたまに夢に出てくることがあって

油断してる時に何食わぬ顔して出てきはるのはずるいんちゃうかな。

いい夢かわるい夢か判断が難しいんだよな。

 

そんな話を美味しいカフェラテを飲みながら

「うんうん」と聞いてくれていた友人が

今度、海にでも行こうよってなんの脈略もなく言い出して

それが妙にすとんと僕の中に落ちてきて予定を探っている。

 

こんな些細な一言から何かが変わるのかもしれないし

点が線になるかもしれないし

緩めたブレーキでクリープ現象が起きて

タイヤが転がるのかもしれないなぁ。

 

僕に必要なのは時間でもお金でも次の恋でも次の大きな失恋でもなくて

こういう毎日の小さな気づきや変化の積み重ねなんだと思う。

 

カップの底で溶け残った砂糖みたいなあれもこれも

冷めきったカフェラテと一緒に飲み干しながらそんなことを考えていた。

 

以上、中間報告を終わります。