酸いも甘いも刹那的

心地良い安心感と世界一の幸せ者

ただそれだけで息をしている

今日は古い友人と久しぶりに食事に。

長い間会っていなくても、すぐに空気感を取り戻せる間柄というのは

とてもありがたいものだなと思った。

 

お互いが過ごしてきた毎日の素晴らしさに触れるような

優しくて柔らかい時間で

これからまた同じように素晴らしいあれやこれやを積み重ねて

次に会える時に今日みたく持ち寄ることができればいい。

 

僕にも君にも、ドキドキする瞬間や

胸を締め付けられるような体験や

どうしようもなく嬉しくなってしまう何かが

たくさん訪れるといいなあ。

 

友人と別れたあと、相棒と合流し信濃町にある陽運寺に。

四谷怪談」でお馴染みのお岩様にまつわるお寺で

悪縁を断ち切り、良縁を結ぶといわれている場所。

 

僕が寺社仏閣が好きなのは信仰心が強いからではなく

「なんとなく」という部分が強い。

 

なんとなく良いことがあれば良いなと思うのは日常の中で多々あって

思うだけじゃなぁ、という気持ちから一歩先の行動として参拝をしている。

 

あと、なんとなく素直になれる気がする。

普段の生活の中で物事を考えるときや

誰かに自分の願いを話すことがある時は

どこかカッコつけたり、ごまかしたり、聞こえがいいように話すことが

誰にでもあると思うんだけど

お祈りするときくらいはシンプルに思ってることに素直になれるというか

「どうせ誰に言うでもないし、これくらい思ってもええやろ」と思えるので

自分が本当に思っていることに気付けたりする。

 

家族や友人には幸せであってほしいけど

やっぱり自分も幸せになりたいわけで

それはそれで綺麗事抜きでいいなあと思うことにしている。

思うだけ、願うだけならタダだし。

 

そんな丸裸の状態、すっぴんの気持ちでお願いをしてきた。

都会にあるとは思えないくらい静かで

緑と日差しと風が気持ちいい場所でした。

また訪れようと思う。

 

その後、あてもなく北へ北へと歩いて

行ったことのない街を巡ってきた。

 

街ごとに纏っている空気が違って、自分が思っていたイメージと

実際に歩いて、目で見たものとの差異が大きかったりすると

答え合わせの楽しみは街の数だけあるなと感じた。

 

それにしてもたくさん歩いたなぁ。

同じ空気を纏って、同じようなことで笑って感動して楽しんでくれる

相棒といると、ただの散歩もブレストに近いものになる。

居心地のいい人。

 

□今日の1曲

徐々にスピード上げる季節の中

少しだけでいいから見つけてみて

自分の心を加速させるような確かな事

 

シャンデリア・ワルツ / UNISON SQUARE GARDEN